【2022年最新版】プレイアブル広告の事例と効果まとめ

2022年1月28日

生活の一部として欠かせない存在となっているモバイル端末。世界各地とりわけ、新興国でモバイル端末が幅広く浸透してきた今、モバイルユーザーはサービスを売り込める絶好の顧客層として注目されています。その為、モバイルユーザーを対象に、多くの企業が自社の製品・サービスをモバイル広告経由で宣伝するようになりました。

今回はその中でもひと際注目を浴びており、アプリ広告の注目の「プレイアブル広告」の基本とプレイアブル広告を成功に導く内容をご紹介します。

そもそもプレイアブル広告とは?アプリマーケティングでは救世主!

「プレイアブル広告」は文字通り「遊べる」ことが一番の特徴で、動画広告などを見せられるだけでなく、実際のアプリの体験をしてもらうことで、アプリの面白さを伝えるとともにダウンロードを促進させる広告です。主にモバイルゲームの広告としてよく使われています。

従来の「単にゲームの画像や動画を見せる」広告ではなく、ゲームの一部を実際にプレイして体験できる広告であるため、ゲームの面白さなどをダイレクトに伝えることができます。またこの広告は、シンプルさが自慢の「ハイパーカジュアル」ゲームとは相性が良い広告フォーマットです。

プレイアブル広告を利用した結果、『クリックスルー率が7倍も増えた!』『ユーザーの継続率が2倍になった!』といった事例もあります。

オランダの調査会社Newzooは、2020年世界のゲーム市場は前年比9.3%の成長、全てのゲームセグメントで収益が増加したと発表しています。特にモバイルゲームの成長は大きく、前年比で13.3%の増加となりました。

これはコロナの影響による一過性のものだと考える人もいますが、世界のゲーム市場は今後も成長を続け、2023年には2000億ドル市場に成長すると予想されています。
モバイルゲームの宣伝にはプレイアブル広告が最適であることは既にご説明しましたが、十分に計画を練らないまま広告を作成した場合、成果が出ずに失敗してしまう可能性もあります。

【プレイアブル広告の事例集①】ゲームアプリ

企業の中には、アプリを確実にダウンロードしてもらおうと、広告内のゲームを長めに設定して遊ばせようとする企業もありますが、重要なのは長さではなく、むしろ「アクション」です。

プレイアブル広告はあくまでも”ゲームが遊べる動画広告”であるので、長々とプレイさせてユーザーの貴重な時間を奪ってしまわないよう、操作アクションは少なめにして、ゲームの紹介と体験のバランスを取ることがオススメです。

ガーデンスケイプ


ガーデンスケイプとは、パズルによって庭を改造していくスマホアプリです。プレイアブル広告ではアプリ内で行われる庭の修復を体験することができます。椅子やホースなどが壊れており、それを修理するためのパーツを選んで、庭を改造していくようなイメージです。

新規ユーザー獲得を目的としたプレイアブル広告のテストでは、ストーリーズ広告やダイナミック広告と比較してCPIを50%下げることに成功しました。

パンダポップ


パンダポップは、スマートフォン専用のバブルパズルゲームです。発射台からバブルを放ち3つ以上の同じ色を揃えて、垂れ下がっているバブルたちを消していくゲームになっています。

非常にシンプルなパズル要素があり、小さいお子さんでもプレイ可能です。総ステージ数は、3,000以上と非常に豊富なので隙間時間におすすめのゲームになります。

パンダポップのプレイアブル広告では、通常プレイのように発射台からバブルを投げることが可能です。ステージのレイアウトは、広告が表示されるたびに違うステージとなります。

その都度新しいステージでゲームが体験ができため、広告でのエンゲージメントを高めることに成功しました。操作の仕方も広告上に簡易的に表示されているのも、ユーザービリティを意識した設計になっています。

【プレイアブル広告の事例集②】その他アプリ

ところで、一部の企業が行ったARPPU(課金ユーザー一人あたりの平均課金額)の調査結果では、プレイアブル広告を活用した場合と他の広告フォーマットを使用した際の収入を比べると、最大で33%もの差があったことが明らかになっています。また効率化を繰り返すたびにROAS(広告費の高回収率)が25-30%も増加したという結果も発表されています。

Omiai

Omiaiとは、累計会員数が300万人を超える人気マッチングアプリです。Omiaiのプレイアブル広告では、広告上に写真が複数枚表示され、広告に表示された写真をタップすると、その人のプロフィールや趣味などをチェックできる仕様になっています。マッチングアプリを使ったことがない人でも安心できるように、簡単な操作性や機能を紹介しているのが特徴です。

リーチの拡大を目的としたこのプレイアブル広告では、従来の広告と比較してCTR1.4倍、ROAS1.9倍を記録しました。

まとめ

プレイアブル広告の登場で、音楽CDの「視聴」と同様、インストール前にゲームを体験プレイできるようになりました。プレイアブル広告は今や、モバイルゲームを中心に携帯アプリの宣伝に重要な要素の一部です。

優れたコンバージョン率とリテンション率、収益増加に貢献してくれるプレイアブル広告は、特にモバイルアプリ開発企業にとって心強い宣伝方法と言えるでしょう。

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この記事を書いた人
G-KIT編集長
アプリマーケティングのみならず、総合デジタルマーケティング及び、コンテンツクリエイティブを自慢とするG-KITのメディア編集長。Webメディア業界に約8年間従事し、マネジメント・販売管理やマーケティングなど、数々の業務に携わる。YouTubeチャンネル支援や採用メディア支援などを駆使し真剣にクライアントの課題に取り組んでいる。趣味はゲームとウイスキーを嗜むこと。