Googleアプリキャンペーン(GAC)とは?運用方法と失敗しない3つのポイント

2022年1月31日

アプリマーケティングの必須媒体、Googleアプリキャンペーン(GAC)。
このGACのアカウント開設から運用方法、運用のコツまでをわかりやすく記載しています。
インストールが伸び悩んでいるアプリマーケターの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

Googleアプリキャンペーン(GAC)とは


Googleアプリキャンペーンとは、Google社が提供するGoogle広告の配信手法の中の1つです。
アプリ広告を出稿するのに最適化された手法で、優秀な機械学習精度と豊富な配信面を備えており、アプリ広告を出稿する上で外すことのできない広告媒体だと言えます。
過去にユニバーサルアプリキャンペーンという名称だった経緯から、マーケターの間ではUACや単にアプリキャンペーンと呼ばれることがあります。
本記事では、GACの詳細について説明しています。

広告の掲載場所

Googleアプリキャンペーンは、前述したようにGoogle社が提供する広告媒体、Google広告の配信手法の1つです。
配信面としては、Googleが所有するサービスである
・YouTube
・Google検索面
・Google Play Store
・Gmail
等はもちろん、提携メディアや提携アプリ等、非常に多岐にわたります。
上記理由から、非常に配信面が豊富な媒体であると言えます。

課金方式

Googleアプリキャンペーンの課金方法は、通常のGoogle広告同様にクリック課金方式です。
広告が表示されただけでは料金は発生しません。

特徴

Googleアプリキャンペーン(GAC)は、全媒体トップクラスの非常に豊富な配信在庫を有しています。
また、機械学習精度が非常に優秀で、ターゲティング含めほぼすべての設定を機械学習に委ねる運用となります。

Googleアプリキャンペーン(GAC)のメリット・デメリット

メリット

Googleアプリキャンペーン(GAC)1番のメリットとしては、運用の手間が少ないことが挙げられます。
細かいターゲティング、広告ごとの入札調整等は一切不要です。

デメリット

上記メリットで挙げた通り、Googleアプリキャンペーン(GAC)は手間のかからない配信手法である反面、言い換えればマーケター側の運用レバーが極端に少ない媒体であるとも言えます。
細かい調整を行いたい場合でも、基本的には機械学習に委ねるしかありません。

Googleアプリキャンペーン(GAC)のクリエイティブについて

テキスト

文字数 最小入稿数 最大入稿数
広告見出し 全角15文字以内 2 5
広告文 全角45文字以内 1 5

学習サンプルを増やすため、なるべく多くのテキストを入稿しましょう。

画像

アスペクト比 最小サイズ 最大サイズ 最大入稿数
1:1 200×200 1200×1200 画像全体として20
1.91:1 600×314 1200×628 画像全体として20
4:5 320×400 1200×1500 画像全体として20

解像度を良くするためにできるだけ大きい画像を、学習サンプルを増やすためになるべく多くの入稿を行いましょう。

動画

アスペクト比は「16:9」「9:16」「1:1」の3種類です。
1つのフォーマットではなく、縦長と横長の両方を入稿するようにしましょう。
また動画も、なるべく多く入稿することをおすすめします。

HTML

Googleアプリキャンペーンでは、HTML5の入稿も可能です。
最大1MB、40個以下でサイズは
・480×320
・320×480
の2種類です。
必要に応じて使用しましょう。
Googleアプリキャンペーンを配信する方法

キャンペーンの作成

Googleアプリキャンペーンを利用するには、Google広告のキャンペーンタブから、
キャンペーンの作成をクリックし、「アプリのプロモーション」を選択しましょう。
その後は必要項目を記入して下さい。
※Googleアプリキャンペーンでは、アプリケーションIDとキャンペーンを紐付けます。
iOSとAndroid両方を配信する場合、必然的にキャンペーンが別となります。

広告グループ・アセットの作成

キャンペーンを作成したら、そのまま広告グループの作成画面に遷移します。
広告グループで決定するのは広告グループ名のみです。
広告グループ名を決めたら、紐づくアセットを作成します。
Googleアプリキャンペーンでは、このアセット内でクリエイティブを管理します。
アセットはテキスト、画像、動画、HTMLの4種類を入稿することができます。
それぞれなるべく多くを入稿することが推奨されていますので、
最初からできる限り多くのクリエイティブを検証しましょう。

Googleアプリキャンペーン(GAC)で成功するための3つのポイント

1.クリエイティブにこだわり続ける

運用レバーの少ないGoogleアプリキャンペーンですが、他媒体同様にクリエイティブ検証は行うことができます。
機械学習でよくないと判断された広告を入れ替え、常にPDCAを回すことを意識することで、
Googleアプリキャンペーンの効果をより良くすることができます。

2.目標を明確にする

Googleアプリキャンペーン(GAC)には、下記3つの目標が存在します。
・インストール
・アプリ内ユーザー行動の数
・アプリ内ユーザー行動の価値
Googleアプリキャンペーンの機械学習は、こちらで設定した目標に合わせるように学習を行います。
インストールを最大化させたい場合はインストールを、
Roas等の指標を重視する場合はそれぞれの目標に合った指標を選択するようにしましょう。

3.ときには我慢

機械学習精度が非常に優秀なGoogleアプリキャンペーンですが、学習サンプルが少ない=データ量少ないうちは挙動が安定しないことがあります。
これは単純にデータ不足によるもので、データ量に応じて安定していきます。
この不安定な間に変更を加えると、再度データを貯め直す、といった挙動になる場合があります。
また、CPIの悪化や予算減額・増額等で調整を加える場合も、機械学習に悪影響を与えないように、Googleが推奨する変更幅で調整することが求められます。
細かく調整せず、信じて待つことが重要となります。

まとめ

いかがだったでしょうか?
Googleアプリキャンペーンはレバーが少ない分運用工数が少ない配信手法です。
それにより融通が効きづらい側面もありますが、非常に多い配信面を抱えているため、
使いこなせればアプリマーケティング全体に良い影響も与えることもできます。
Googleアプリキャンペーンへの出稿を考えている皆様も、「クリエイティブ」「目標」「我慢」を意識して、広告効果を高めましょう!

時間がない方は…

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数々の配信実績を持ち、Appleとも強いコネクションを持っておりますので、
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この記事を書いた人
G-KIT編集長
アプリマーケティングのみならず、総合デジタルマーケティング及び、コンテンツクリエイティブを自慢とするG-KITのメディア編集長。Webメディア業界に約8年間従事し、マネジメント・販売管理やマーケティングなど、数々の業務に携わる。YouTubeチャンネル支援や採用メディア支援などを駆使し真剣にクライアントの課題に取り組んでいる。趣味はゲームとウイスキーを嗜むこと。