YouTubeアプリ広告を解説!広告の仕組みや表示方法をご紹介!

2022年1月31日

近年、動画市場は急激に規模を拡大しています。その中で、特にYouTubeの利用者は日本で3000万人を突破(2019年7月時点)するなど、急成長を遂げています。

そんな中で、商品レビューや購入動画などのコンテンツも増え、今では商品の認知や比較検討材料としてYoutubeは欠かせないプラットフォームになりました。

YouTubeの動画広告を活用することで、商品やサービスの認知から購入まで、一貫してアクションを行うことができます。今回はそんなYouTubeの広告についてご紹介します。

YouTubeアプリ広告配信の仕組み

YouTubeの動画広告が配信される仕組みは、広告ランクxオークション形式となっています。
動画広告のランクは、入札単価と配信対象となるユーザーの推定視聴率を主な要素として、Google広告のアルゴリズムにより自動的に算出されます。

オークションが行われるのは、配信対象となるユーザーが動画コンテンツを閲覧しようとする際に行われます。
競争率の高い広告枠に配信するには、適切な入札単価の設定と視聴に至りやすい動画広告の設定が有効です。

こんな時にYouTubeアプリ広告は便利!

YouTube広告は、商品の認知や購入に至るまで大きく分けて3つの用途で使用することができます。

YouTube広告を使って最大限アピールするために、カスタマージャーニーを用いて自社の商品・サービスが今どのようなフェーズにあるかを確認して広告配信を行うことが重要です。

認知度の向上

YouTube視聴者の70%以上が、「YouTube上で新しいブランドを認知している」(※1)と回答してるなど、商品の認知度向上にはうってつけのプラットフォームです。

商品の認知度の向上を図るためには、ユーザーの興味や関心に基づいて、幅広い層にアプローチすることが大切です。

※1:競合他社の平均との比較。出典: Google/Talkshoppe、米国、whyVideo study、n=2,000、18~64 歳の一般動画ユーザー、2020 年 2 月

商品、サービスの比較検討

YouTubeには商品紹介動画やレビュー動画など、商品を購入するにあたりユーザーが参考にできる動画が数多く存在します。

Googleが行ったアンケートで「購入するブランドや商品を決める際にオンライン動画を参考にする」と答えた消費者の割合は、半分を超えるという結果(※2)が出ているため、ユーザーのターゲット層を絞ることで類似の商品やサービスを探しているユーザーアプローチし、比較検討の対象にすることができます。

※2:Google / Ipsos、「How People Shop with YouTube」調査、グローバル(米国、カナダ、ブラジル、英国、ドイツ、フランス、オーストラリア、日本、インド、韓国)、2018年 7 月。月 1 回以上インターネットを利用し、前年に何かを購入した 18~64 歳の人(n=24,017)

アクションを促す

YouTubeでは、ただ広告を流すだけではなく商品の購入やサービスページにユーザーを誘導することが可能です。

実際に、「YouTubeで見つけた商品を購入したことがある」と答えた人の割合は40%を超えており(※3)、YouTubeはユーザーの購買行動に大きな影響を与えていることがわかります。

Youtubeのアプリ広告はテレビCMと異なり、商品購入やLP遷移など、ユーザーがアクションを起ことができるため、購買意欲を落とさないままアクションを行ってもらえやすくなります。

YouTubeアプリ広告の種類と配信フォーマット

では、YouTubeの広告にはどんな種類や特徴があるのでしょうか?

TrueView インストリーム広告

TrueViewインストリーム広告は、動画コンテンツの前や途中に再生されるスキップ可能な動画広告です。

TrueView アクション広告

TrueView アクション広告は、行動を促すフレーズと広告の見出しを動画広告に追加することで、インストリーム動画広告の再生中と再生後にユーザーのアクションを喚起します。

バンパー広告

バンパー広告は、再生時間が6秒以内の動画広告フォーマットです。
秒数が短いため、簡潔で印象的なメッセージユーザーが重要になります。

TrueView ディスカバリー広告

YouTube 検索結果、YouTube トップページ、関連動画の横に表示され、動画広告への誘導を目的として利用することができます。

アウトストリーム動画広告

モバイルとタブレットでパートナー サイトを閲覧しているユーザーに表示され、タップして動画広告を再生することだできます。

YouTube広告まとめ

YouTube広告の種類のまとめは以下のようになります。

TrueView インストリーム広告 TrueView アクション広告 バンパー広告 TrueView ディスカバリー広告 アウトストリーム動画広告
目的 認知〜アクション 認知〜アクション 認知拡大 動画広告への誘導 認知〜アクション
掲載先 ・YouTube の動画再生ページ
・パートナー サイトの動画
・ディスプレイ ネットワークのアプリ
YouTube 動画再生ページ ・YouTube 動画再生ページ ・Google ディスプレイ ネットワークのパートナー サイトやアプリの動画 YouTube の関連動画の横 ・YouTube の検索結果の一部 ・モバイル版 YouTube のトップページ モバイル端末およびタブレット端末向けの Google 動画 パートナー サイト・アプリ
入札方法 ・上限広告視聴単価(CPV)制 ▫
・目標インプレッション単価(CPM)制
目標コンバージョン単価制 ▫
・コンバージョン数の最大化
・上限インプレッション単価(CPM)制 ▫
・目標インプレッション単価(CPM)制
上限広告視聴単価(CPV)制 ・視認範囲のインプレッション単価(vCPM)制

参考:Youtube広告ガイドブック

YouTube広告を配信するまでに準備すること

YouTube広告を配信するまでには下記の手順を踏みます。

①目標設定

YouTube広告での目標は、認知・検討・行動の3つに分けられます。
まずはYouTube動画を使用する目的がどこにあるかを確認することが大切です。

・認知:できるだけ多くのユーザーへのアプローチが目的、接触機会を増やす
・検討:ウェブサイト到達やお問い合わせフォームへの到達などCV獲得、動画を見た人が特定語句を検索してもらうようできます。
・行動:遷移先での商品購買やサービス登録などのCV獲得、動画を通じて店舗などへの来店促進

②対象ユーザーの決定

目的を決定したら、今度は対象となるターゲットの選定です。
デモグラフィック(年齢や性別)、地域、趣味嗜好を参考にターゲットを絞ります。

・年齢:商品やサービスが性別や年齢などのターゲティングが明確な場合に効果的です。
・地域:商品やサービスの提供範囲が限定的な場合や、特定の地域にキャンペーンを配信したい場合に効果的です。
・趣味嗜好・行動習慣:ユーザーは、対象コンテンツの他に様々な趣味嗜好を持っています。

対象ユーザーに絞るだけでなく、商品・サービスを好きな人は他にどのようなものが好きかなどのリサーチを行い、類似するユーザーにもアプローチをかけることが重要になります。

③動画作成

YouTube広告の特徴として、スキップボタンが表示される広告があります。
そのため、訴求したいブランド名やロゴ、キャッチコピーは必ず最初の5秒から6秒までに含めることが重要です。
また、広告動画は複数パターン作成することでより早く広告を最適化することができます。
出典:https://services.google.com/fh/files/misc/youtubeguidebook2020.pdf

④キャンペーン設定

Youtube動画広告を配信するには、Google広告を使用する必要があります。
Google 広告のアカウントは「キャンペーン」「広告グループ」の2層で構成されており、目標に応じてキャンペーン作成を行った後、広告グループで共通のターゲットや入札単価をもつ動画広告をまとめます。

⑤目標と結果を照らし合わせる

YouTube動画広告を配信するだけでなく、配信した結果が目標を達成しているかどうかを確認することが重要です。
配信結果からターゲットにしっかりとアプローチできているか、どのように動画を改善していくのが良いかなど、仮説と検証をすすめて行くことでより効果の良い動画広告を作成することができます。

まとめ

現在、YouTubeはただ動画を配信するだけではなくユーザーが売買行動を行う際に認知、比較検討、購入するための重要なプラットフォームになっています。

YouTube広告を通じて、商品やサービスの魅力を最大限に発揮してくださいね!
また、弊社では広告運用も行っております。広告運用でお困りの方はぜひお問い合わせください。

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この記事を書いた人
G-KIT編集長
アプリマーケティングのみならず、総合デジタルマーケティング及び、コンテンツクリエイティブを自慢とするG-KITのメディア編集長。Webメディア業界に約8年間従事し、マネジメント・販売管理やマーケティングなど、数々の業務に携わる。YouTubeチャンネル支援や採用メディア支援などを駆使し真剣にクライアントの課題に取り組んでいる。趣味はゲームとウイスキーを嗜むこと。