ASO対策の費用相場は?外注化と内製化それぞれのメリットや注意点を紹介

2025年6月11日

アプリのダウンロード数を伸ばすには、広告だけでなくASO対策(アプリストア最適化)が欠かせません。しかし、実際に取り組む場合「どれくらい費用がかかるのか?」「外注と内製どちらがいいのか?」と悩む方も多いでしょう。

本記事では、ASO対策の基本から、外注と内製それぞれの費用相場、メリットやデメリットまでをわかりやすく解説します。

さらに、自社に合った選び方のポイントも紹介しているので、コストを無駄にせず、効率よく成果を出したい方は必見の内容です。

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ASO対策とは?

ASO対策とは、アプリストアでの検索順位を上げ、ダウンロード数を増やすためのマーケティング施策です。

多くのユーザーがアプリを探す際にストア内検索を利用しているため、ASO対策を実施し、少しでも検索順位を上げる取り組みは重要です。

ここでは、ASO対策の目的と、ASO対策の手段を詳しく解説します。

ASO対策については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

ASO対策(アプリストア最適化)とは?メリットややり方について解説

ASO対策の目的

ASO対策の目的は、App StoreやGoogle Playなどのアプリストア内での検索順位や視認性を高め、より多くのユーザーにダウンロードしてもらうことです。

アプリ市場は競争が激しく、優れたアプリであっても、適切なASO対策を講じなければ埋もれてしまう可能性があります。

検索キーワードでの上位表示や、ユーザーの興味を引くストアページ作りを通じて、オーガニックインストールの最大化を目指すことがASOの主な目的です。

※オーガニックインストールとは、広告経由ではなく、アプリストアで特定のアプリを検索しインストールすること

ASO対策の手段

ASO対策には、主に以下のような手段があります。

ASO対策の手段 目的
アプリ名やサブタイトルなどキーワード最適化 検索順位を向上し、表示機会を増やす
アイコンやスクリーンショットなどビジュアル要素の最適化 ユーザーの注目を集め、インストール率(CVR)の向上を図る
レビューや評価の管理や促進 検索順位の向上とユーザーの信頼獲得につながる

それぞれの手段には異なる目的があり、組み合わせて実施することで相乗効果が期待できます。

たとえば、キーワードを最適化することで検索結果に表示されやすくなり、魅力的なアイコンやスクリーンショットが加わればユーザーの目を引き、アプリページへの訪問者数の増加につながるでしょう。

また、高評価レビューが集まることで信頼感が生まれ、インストールのハードルも下がるかもしれません。

さらに定期的なデータ分析やABテストを行うのも効果的です。継続的に効果検証や改善を行い、ユーザーのニーズに対応することで、アプリのさらなる成長が期待できるでしょう。

ASO対策を外注化する場合の費用相場

ASO対策を外注化する場合の費用の相場を、以下3つの外注先に分けて解説します。

外注先の種類 サービス内容 費用相場
コンサルティング型 ASO戦略の立案やキーワード選定、改善提案の提供など              月額10万円〜50万円
運用代行型 ASO施策の実行やストアページの最適化、クリエイティブ制作など 月額30万円〜100万円
成果報酬型 ダウンロード数や売上増加に応じた報酬システム 数万円〜数十万円(成果に応じて変動)

それぞれのメリットとデメリットをわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

コンサルティング型

コンサルティング型のASO対策は、専門家がアプリの現状分析や課題の抽出を行い、具体的な改善策を提案するサービスです。

施策の実行自体は基本的にクライアント側が担当するため、社内に実務を担えるスタッフがいる企業に適しています。

費用は月額10万円〜30万円が相場ですが、内容や規模によっては50万円を超えることもあるため、契約前に事前見積もりをしっかり確認することが重要です。

コンサルティング型は、外部の専門知見を活用しつつ、自社内でASOのノウハウを蓄積したい企業にとって最適な選択肢と言えるでしょう。

運用代行型

運用代行型のASO対策は、戦略立案から施策の実行、効果分析や改善までを一括して外部に任せられるサービスです。

社内に専門のリソースが不足している場合や、スピーディーな施策実行が求められるケースに有効です。

費用は月額20万円程度からはじまり、サービス内容やアプリの規模によっては100万円以上になるケースもあります。

運用代行型は社内にノウハウが蓄積しにくいデメリットはありますが、ASO対策を外部に任せることで、効率よく成果を出せるのが魅力です。

成果報酬型

成果報酬型のASO対策は、アプリのインストール数やストアランキングの向上など、具体的な成果に応じて報酬が発生する仕組みです。

初期費用として数万円がかかり、成果に応じて報酬が発生する形が一般的です。たとえば、レビュー投稿1件につき約2,000円という料金設定にしている企業もあります。

成果報酬型は、短期的な成果を重視しすぎて過度な目標設定をする恐れはありますが、費用対効果が明確なため、初期投資を抑えたい企業に適しています。

成果によってコストが変動するため、事前の見積もり確認や過去の実績を参考に業者を選ぶことが重要です。

以下の記事では、ASO対策を支援してくれる会社を紹介しているので、あわせてご覧ください。

※「aso対策 比較」の新規記事の内部リンク設置

ASO対策を内製化する場合の費用相場

ASO対策を内製化する場合は、以下の費用が必要です。

費用の種類 内容 費用相場
ツール利用料 キーワード分析や競合調査、ABテスト等のASO対策ツールの利用料 月額数万〜数十万円
教育コスト 社内メンバーの研修やセミナー受講費、教材購入など 1人あたり数万円程度
人件費 ASO対策に割く時間の人件費(マーケ担当者、デザイナー等) 1人あたり数十万円程度
その他の費用 クリエイティブ制作費用や追加のツール費用など(一部外注する場合) 数万円〜数十万円

それぞれ具体的な概要や費用感を解説するので、ASO対策の手段を選ぶ際の参考にしてください。

ツール利用料

ASO対策を効果的に行うためには、キーワード分析や競合調査に欠かせないASOツールの導入がほぼ必須です。

代表的なツールには「AppTweak」や「Sensor Tower」「Mobile Action」などがあります。

ASO対策ツールは、キーワード調査だけでなく、ABテストやレビュー分析など多彩な機能を備えており、利用範囲が広がるほど料金も上がる傾向にあります。

複数のアプリを管理したり、より詳細なデータ分析を行う場合には、上位プランの契約が必要です。

教育コスト

ASO対策は専門知識を必要とする分野であり、社内メンバーが対応する場合は研修や勉強会の実施が不可欠です。

外部セミナーや有料講座の受講費、教材購入などで、1人あたり年間数万円から数十万円のコストがかかることもあります。

また、知識の習得だけでなく、ツールの操作や分析、施策の実行など慣れるまで時間が必要です。

OJTや定期的な学習機会の設計も重要であり、それに伴う人的コストも見込んでおきましょう。

人件費

ASO対策を社内で運用するには、マーケティング担当者やディレクター、デザイナーなどさまざまなスキルを持った人たちが関わるため、その分の人件費がかかります。

たとえば、月に10〜20時間をASO業務に割り当てた場合でも、年間で数十万円から数百万円の人件費が発生するでしょう。

他業務との兼任体制では施策の優先順位が下がりやすく、十分な成果が出にくいリスクもあるため、可能であれば専任体制が理想的です。

その他の費用

ASO対策を進める際には、ストア用スクリーンショットや動画などのクリエイティブ更新も欠かせません。

クリエイティブ更新を外部に依頼すると、スクリーンショットや動画作成など、1案件あたり数万円から数十万円の費用がかかることもあります。

また、ASO対策を進める中で、新たなツールやプラグインなどの追加サービスが必要となり、さらなる費用負担が発生するケースもあるでしょう。

追加コストは継続的にかかることもあるため、予算計画には十分な余裕を持って臨むことが重要です。

ASO対策を外注化するメリット・デメリット

ASO対策を外部に委託することで、専門的な知見を活かしつつ、社内リソースの節約が可能です。一方で、コスト面や業務のコントロールに関する課題も存在します。

ASO対策を外注化する場合の、メリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

外注化のメリット

ASO対策を外注化する最大のメリットは、専門的なノウハウと豊富な実績にもとづく支援を受けられることです。

最新のストアアルゴリズムや市場トレンドを熟知したプロが担当することで、自社では気づきにくい改善ポイントにも的確にアプローチできます。

また、施策の立案から実行、効果検証までを一貫して任せられるため、社内のリソースを他の業務に集中できるのも大きな利点です。

とくにアプリリリース初期やキャンペーン時など、短期間で成果を求める場面では、高速かつ効果的な施策の実行が可能となり、大きな効果が期待できます。

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外注化のデメリット

ASO対策を外注する際には、いくつかの注意点もあります。継続的な契約となる場合、コストが高額になりやすく、予算に余裕のない企業にとっては大きな負担になるかもしれません。

また、施策の方針や細かな対応が外部任せになり、自社の意図とズレが生じるケースもあるため、コミュニケーションの密度が求められます。

さらに、ノウハウが社内に蓄積されにくく、将来的に内製化を検討した際にスムーズな移行が難しくなる点にも留意が必要です。外注先を選定する際は、実績や対応範囲を丁寧に確認しましょう。

ASO対策を内製化するメリット・デメリット

ASO対策を実施する際、外注と内製化で悩む企業は多いでしょう。内製化はコストを抑えながら柔軟な施策を実施できる一方で、知識やリソースの不足がデメリットです。

ここでは、ASO対策を内製化する場合のメリットとデメリットを具体的に解説します。

内製化のメリット

ASO対策を内製化する最大の魅力は、自社内にノウハウを蓄積できることです。キーワード設計やストアページの改善を自ら繰り返すことで、PDCAサイクルを迅速に回し、継続的な最適化が可能になります。

また、外注に比べてランニングコストを抑えられるため、限られた予算内でも柔軟に対応できるのもメリットです。

さらに、意思決定や対応のスピードが速く、マーケティングや開発部門と密に連携しながら、一貫性のある施策を打てるのも内製化ならではの強みです。

内製化のデメリット

一方で、ASO対策を内製化するには、相応のリソースと専門知識が求められます。社内にASOの経験者がいない場合は、まず基礎から学ぶ教育コストが発生し、成果が出るまでに時間がかかることが一般的です。

また、日々変化するアプリストアのアルゴリズムや競合状況に対応し続けるには、継続的な情報収集と分析が不可欠です。

さらに、施策が場当たり的になるリスクや、特定の担当者に依存することで改善の継続性が損なわれる可能性もあるため、体制整備とノウハウ共有が重要なポイントとなります。

自社に合ったASO対策の選び方

自社に合ったASO対策の選び方は、以下の5つです。

  • 費用
  • サービス内容
  • 成果が出るスピード
  • 社内リソースの有無
  • ノウハウ蓄積の重要性

それぞれ具体的な内容を確認しましょう。

費用で選ぶ

ASO対策を選定するうえで、まず重視すべきは費用面です。内製化は初期費用が少なく見えますが、ツール導入費や人件費、教育コストなどが継続的に発生し、結果的にコストが膨らむこともあります。

一方で外注は、一定の費用がかかるものの、短期間で成果が出やすく、トータルコストを抑えられるケースも少なくありません。

とくに中小企業にとっては、費用対効果の高い施策が求められるため、成果報酬型など柔軟な料金体系を持つ外注サービスを選ぶのも効果的です。

サービス内容で選ぶ

ASO対策を外注する際は、どのようなサービスが含まれているかを事前に確認することが大切です。よく提供される主なサービスには、以下のようなものがあります。

  • キーワード設計
  • ストア情報の最適化
  • スクリーンショットの改善
  • レビュー対策
  • ABテスト

とくに、自社の課題に対して包括的に対応してくれるかどうかは、大きな選定ポイントです。万が一、必要のないサービスまで含まれていると、余計なコストが発生します。

また、内製化を検討している場合でも、上記のサービス内容をもとに「自社でどこまでできるか」「どこで専門家の力を借りるべきか」を明確にしましょう。

自社の課題や目標に応じて、必要な支援だけを柔軟に選べる外注先を選ぶことが、効果的かつ効率的なASO施策につながります。

成果が出るスピードで選ぶ

ASO対策の目的が短期的なダウンロード数の増加である場合、成果が出るまでのスピードは重要な選定基準となります。

内製化ではノウハウの習得やPDCAを回すまでに時間がかかることが多く、すぐに結果を出したい企業には外注がおすすめです。とくに実績豊富な支援会社に依頼すれば、短期間で効果が表れるケースもあります。

アプリのリリース直後に注目を集めたい場合や、キャンペーン時期にあわせて集客を強化したい場合などには、スピード感のある外注が大きな力を発揮します。

社内リソースの有無で選ぶ

ASO対策を効果的に進めるには、マーケティング知識だけでなく、分析やクリエイティブ制作、施策の実行までを担う十分なリソースが必要です。

社内に専任担当者や関連部門がなく、他業務との兼任が多い場合は、内製化が難航しやすいでしょう。

一方で、社内に一定のノウハウや体制が整っている場合は、内製化によって柔軟にPDCAを回しながら、スピーディーかつ戦略的に施策を進められるメリットもあります。

ノウハウ蓄積の重要性で選ぶ

長期的にアプリを成長させたい企業にとって、ASO対策のノウハウを社内に蓄積できるかどうかは重要なポイントです。

内製化すれば、キーワード選定やクリエイティブ改善などの施策を自社で実行や検証、改善するプロセスを通じて、実践的な知見を社内に蓄えることが可能です。

また、コンサルティング型のASO対策サービスを活用すれば、専門家の知識を参考にしつつ自社に役立つノウハウを学べます。

ノウハウが蓄積すれば、特定の担当者に依存せずチーム全体でノウハウを共有できる体制が整い、新規アプリの立ち上げ時や他アプリへの施策の横展開もスムーズになるでしょう。

ASO対策の費用については「G-KIT」にお問い合わせください

ASO対策の費用は、外注化と内製化のどちらを選ぶかで異なります。外注すれば専門知識を活用できますが、その分コストがかかります。

一方、内製化すればコストを抑えられる反面、人的リソースや知見が求められるでしょう。重要なのは、自社の課題や目的に合ったASO対策の手段を選ぶことです。

また、費用だけでなく、効果が出るまでのスピードやノウハウの蓄積も判断材料になります。

ASO対策の選択に迷ったら、ASO支援の実績が豊富な「G-KIT」までお気軽にご相談ください。企業それぞれに最適なASO戦略をご提案します。

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この記事を書いた人
倉田祐里